研究分担者 |
宇田 武弘 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (70382116)
本田 涼子 独立行政法人国立病院機構(長崎医療センター臨床研究センター), 小児科, 医師 (70457555)
小野 智憲 独立行政法人国立病院機構(長崎医療センター臨床研究センター), 脳神経外科, 脳神経外科医長 (10393456)
大澤 政彦 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (80213685)
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研究実績の概要 |
平成31年度は、平成30年度と同様に手術症例に対して病理組織標本を作成した。作成した病理標本は、平成30年度に調整し設定した染色条件下でLFB-HE染色と抗NeuN, GFAP, Olig2, NG2, O4, MBP, filamin A, alpha B crystallin抗体の免疫組織染色を行った。病理標本は、また、硬膜下電極におけるてんかん性放電から得られた焦点の中心と考えられた部位と周辺部位との切除病理組織所見を比較した。 免疫染色所見としては、Oligodendrocyte lineageで、Olig2より未分化なstageでのマーカーとなるNG2抗体、O4抗体に対してOLCは、免疫反応を認めなかった。 filamin Aは形態的に突起を持ち、肥厚したastrocyteの細胞質に弱く発現した。また、dysmorphic neuron及び, balloon cellの細胞質に発現したする症例も認めた。α-B-crystallinは、bizarre glial cells、balloon cellsの細胞質に発現、また、OLCの細胞質に発現する症例を認めた。
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