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2020 年度 研究成果報告書

GDF15を用いたミトコンドリア病・メタボリック症候群に対する創薬の基盤研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K07892
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関久留米大学

研究代表者

古賀 靖敏  久留米大学, 医学部, 教授 (00225400)

研究分担者 八ツ賀 秀一  久留米大学, 医学部, 講師 (10454919)
喜多村 美幸  久留米大学, 医学部, 助教 (70772911)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードGDF15 / 診断薬 / 感度 / 特異度 / サイトカイン / ミトコンドリア病 / バイオマーカー
研究成果の概要

ミトコンドリア病の診断バイオマーカーとしてGDF15を発見、国内特許(P6711966)を取得し、株式会社医学生物学研究所(MBL)と共同で、世界で使用されている自動汎用検査機器に搭載可能な新たな診断デバイス(LTIAデバイス)を開発し、その臨床的有用性を検証した(J Inherit Metab Dis. 2021;44(2):358-366)。この新しいデバイスを用いると、GDF15の測定を10分という測定時間(迅速)でしかも全自動で大量の検体が一度に処理可能となる。その診断性能は、感度94.0%、特異度91.0%であり、診断薬として有用であることを証明した。

自由記述の分野

先天代謝異常

研究成果の学術的意義や社会的意義

GDF15は、細胞が障害された場合に誘導されるTGFβ遺伝子ファミリーに属する生体内活性物質であり、その生物学的意義はいまだ不明である。今回、GDF15のミトコンドリア病に対する診断薬を開発したことで、未診断症例の早期発見や早期治療が可能となる。また、診断薬としての適応症取得や薬価収載になる事で、今まで解明されていない種々の病気、病態における研究が可能となり、GDF15の生物学的意義も解明されるものと期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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