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2023 年度 研究成果報告書

多層的オミックス解析データから心不全診断における新たな層別化への展開

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08054
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

朝倉 正紀  兵庫医科大学, 医学部, 教授 (80443505)

研究分担者 内藤 由朗  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10446049)
奥原 祥貴  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (20648232)
西村 晃一  兵庫医科大学, 医学部, 病院助手 (30724116)
織原 良行  兵庫医科大学, 医学部, 助教 (60767424)
閔 庚徳  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (00909004)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード心不全 / 心腎連関 / アルブミン尿
研究成果の概要

高齢化社会での心不全患者増加を前に、心不全克服は急務である。本研究では、基礎と臨床の多面的研究を通して心不全の層別化を目指した。新たな心不全モデルマウスを作成し、不全心筋における遺伝子発現とメタボローム解析を行った。臨床的には急性心不全入院患者の尿中アルブミンの重要性を示した。急性心不全入院においては82%においてアルブミン尿が認められることを示し、アルブミン尿は慢性期予後と相関し、NT-proBNPと組み合わせることで予後の層別化が可能であることが分かった。また心不全急性期においては尿細管障害がアルブミン尿形成に関与することを示唆するデータを示すことができた。

自由記述の分野

心不全

研究成果の学術的意義や社会的意義

心不全患者は増加の一途をたどっており、多臓器連関疾患である心不全をより多角的・立体的に捉え直す必要がある。本研究は我々が開発した心不全モデルマウスの解析から、コハク酸代謝が心不全治療の新たな標的となりうることを明らかにした。また心不全患者サンプルの解析から、心不全急性期のアルブミン尿がその病態と予後に深く関与していることを示すことができた。これらは学術的意義が高い成果と考える。また非侵襲的・かつ安価に測定可能なアルブミン尿のバイオマーカーとしての価値が確立できれば、医療経済的にも優れた効果をあげると期待され、社会的意義が大きいと考える。

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公開日: 2025-01-30  

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