研究課題/領域番号 |
18K08059
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
久保田 功 山形大学, 学内共同利用施設等, 理事 (30161673)
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研究分担者 |
宍戸 哲郎 山形大学, 医学部, 客員研究員 (60400545)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 核内 HMGB1 / 心不全 / Sirt7 / 脱アセチル化 |
研究成果の概要 |
核内 HMGB1は心筋細胞の恒常性制御機構に重要な役割を果たす。心不全の進展により核内 HMGB1はアセチル化を受け、核外移行し、核内 HMGB1 の心筋保護作用が喪失する。心不全モデルでは脱アセチル化酵素Sirt7 の発現の低下を認めた。心不全患者でもSirt7発現の低下やHMBG1の核外移行を確認した。心不全モデルを用い、Sirt7がHMGB1のアセチル化と心機能に与える影響を検討した。
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自由記述の分野 |
循環器内科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
核内 HMGB1は心筋細胞の恒常性制御機構に重要な役割を果たす。我々は核内 HMGB1のアセチル化が心筋細胞に与える効果を検討し、心不全進展機構の解明を行ってきた。感染、糖尿病、虚血、圧負荷、加齢などのストレスによって、持続的にHMGB1 のアセチル化が生じている。HMGB1 の脱アセチル化機構の解明により、治療抵抗性の心不全やリバースリモデリングを得るための治療法の開発に繋がる可能性がある。
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