当院で2018 年4月1日から 2019年3月31日の1年間に、185件の急性心筋梗塞(ST上昇型120件、非ST上昇型65件) に対してカテーテル治療を行った。再灌流障害は、全体の約8%に認められた。総死亡、非致死性心筋梗塞、心不全による入院、標的血管再血行再建を複合エンドポイントとした場合、1年時点で再灌流障害(+) 群は有意にイベント発生率が高かった。新型コロナウイルス感染流行により研究の制限を受け、十分な動物実験を行うことができなかった。しかし、本研究の一環として再灌流障害の一つであるno-reflow現象について我々の研究チームから血管内イメージングに関する論文を発表した。
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