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2020 年度 研究成果報告書

microRNAを標的としたNUT正中線がんの新たな治療法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08164
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関旭川医科大学

研究代表者

奥村 俊介  旭川医科大学, 医学部, 助教 (10516339)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードNUT midline carcinoma
研究成果の概要

ナットミッドラインカルシノーマは、稀ではあるが悪性度が極めて高い予後不良な悪性腫瘍である。根治不可能な進行癌として発見されることが多いが、有効で確立された治療法がない。本研究ではナットミッドラインカルシノーマの新たな治療標的としてmicroRNAを解析した。我々が行なったmicroRNAの解析結果から、miR-21というmicroRNAが治療標的の候補として同定された。細胞株を使った実験でmiR-21の機能評価を行ったところ、miR-21の阻害剤がナットミッドラインカルシノーマに有効であった。

自由記述の分野

呼吸器疾患

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、ナットミッドラインカルシノーマに対する有効な治療薬が無いが、我々が行った研究の結果、miR-21阻害剤がナットミッドラインカルシノーマに対して有効な治療薬である可能性が示された。今後、前臨床試験でこの阻害剤の効果をさらに評価することにより、予後不良な疾患であるナットミッドラインカルシノーマの新たな治療法として臨床応用できる期待がある。

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公開日: 2022-01-27  

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