研究課題/領域番号 |
18K08188
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53030:呼吸器内科学関連
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
中山 勝敏 秋田大学, 医学系研究科, 教授 (40321989)
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研究分担者 |
荒屋 潤 東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (90468679)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | COPD / 細胞老化 / 酸化ストレス / 肺胞マクロファージ / 体表肺エコー検査 |
研究成果の概要 |
COPDでの細胞老化と慢性炎症の検証目的に、患者末血中の老化関連因子(PARK2、LaminB1、NCOA4)発現や肺胞MFへの喫煙刺激による自然免疫系作動分子(ADMATS20、SPHK2、TNFSF14)発現を検討したが、有意な傾向は得られなかった。一方、喫煙と細胞老化が関係する間質性肺炎に対し体表肺エコー下のi-ULCs数と肺機能低下に有意な関連が示され、培養気道細胞へのスタチン刺激は抗酸化ストレス物質HO-1発現を誘導した。後者から気道上皮への抗老化作用の検討が企画される。研究期間中、COVID-19禍の影響により検体取集等に困難が生じた。検証や展開が期待される基本データは得られた。
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自由記述の分野 |
呼吸器内科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
COPDでの細胞内老化関連因子を末血ELISAで簡易に評価することは難しいことが示された。また、肺胞MFへの喫煙刺激による自然免疫系作動分子発現は一様ではなく基礎疾患により変動することが示された。免疫系も含めた細胞老化の評価の簡易化はまだ難しく、個々の症例で細胞種の違いも勘案して検討することが必要である。
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