研究成果の概要 |
筑波大学皮膚科で保存していた良悪性含む14種類の皮膚腫瘍の写真約6,000枚のうち約4,800枚を使用してAIを学習させ,残り1,200枚をテストデータとしてAIの正答率を計測した.また,テストデータからランダムに140枚の写真を抽出し,皮膚科専門医,非専門医とAIに同じデータを分類させ,その成績を比較した.その結果,AIは93.4%の確度で良悪性を判定できた.医師との正答率の比較では,皮膚科専門医が皮膚科非専門医より高い正答率であったが(85.3%±3.7%対74.4%±6.8%,P<0.01),AIは専門医の正答率より高かった(92.4%±2.1%,P<0.01).
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