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2020 年度 研究成果報告書

CRISPRスクリーニングによるT/NK細胞性リンパ腫の網羅的分子標的同定

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08313
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

中川 雅夫  北海道大学, 医学研究院, 助教 (80435859)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードT細胞リンパ腫 / NK細胞リンパ腫 / ATLL / CRISPR / 分子標的治療
研究成果の概要

新規ゲノム編集技術CRISPR/Cas9を用い、全ゲノムスケールの19,114遺伝子を評価対象とした機能的遺伝子スクリーニングをT/NK細胞性リンパ腫細胞株に対して施行し、各T/NK細胞リンパ腫病型の細胞増殖・生存に必須の遺伝子群を同定した。この中の数遺伝子に関して検証実験を行い、いずれもノックアウトによりT/NK細胞リンパ腫細胞株の増殖・生存がそこなわれることを確認できた。これにより当研究の目的であるT/NK細胞リンパ腫の治療標的分子・分子シグナリングの包括的リストの作成を達成できた。

自由記述の分野

血液腫瘍学、分子腫瘍学、分子生物学、腫瘍免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

T/NK細胞リンパ腫の多くは現行の治療に対して5年生存率30%と予後不良である。今回の研究からT/NK細胞リンパ腫の治療標的分子・分子シグナリングの包括的リストを作成できたことで、新規分子標的治療開発が加速され、将来的にT/NK細胞リンパ腫の治療成績の向上に貢献することができる。また、T/NK細胞リンパ腫の増殖・生存の分子メカニズムの理解が進んだ点は学術的意義が高い。

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公開日: 2022-01-27  

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