慢性GVHDの予防・治療薬としてこれまでT細胞を抑制する薬剤が使用されてきたが、十分な効果を発揮できていない。本研究により慢性GVHD、特に肺病変における単球・マクロファージの関与が明らかとなった。SatM (Segregatd-nucleus-containing atypical monocytes)と名付けられたLy6C- 単球のなかでもCeacam1+, MSR1+の集団が肺合併症に関与することが示唆された。また、C/EBPbが移植後の免疫抑制に関与することも明らかとなった。これにより治療のターゲットが明らかとなり新規治療薬の開発に繋がる。
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