研究課題
基盤研究(C)
重症マラリアの感染を阻止するが、血液凝固制御機能に必須であるEPCRの機能には影響しないラットモノクローナル抗体を樹立した。 この抗体の可変部領域の遺伝子配列を決定して、ヒトの定常部領域とのキメラ抗体を産生するプラスミドを構築した。 これをヒト人由来293細胞にトランスフェクトして、安定的にキメラ抗体を産生する細胞株を樹立した。 これを無血清培養に馴化し、大量培養を行った。 上清より高純度のキメラ抗体の精製が可能になったので、医薬品への応用を検討している。
血栓症
現在行われている低分子化合物による治療法には、薬剤抵抗変異の共通問題がある。抗体を利用した新たな治療法の選択肢ができることで、現状を海瀬できる可能性がある。