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2020 年度 研究成果報告書

異所発現性血液凝固第7因子の癌の静脈血栓塞栓症、悪性化への役割の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08346
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
研究機関地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所)

研究代表者

小井詰 史朗  地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), その他部局等, 副技幹・主任研究員 (60416063)

研究分担者 宮城 洋平  地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター(臨床研究所), 臨床研究所, 所長 (00254194)
河内 利賢  日本大学, 医学部, 助教 (10328205)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード血栓塞栓症 / がん
研究成果の概要

本研究では、がん細胞が異所的に産生する血液凝固第7因子のがん関連血栓塞栓症発症への効果を検証することを目的とした。血栓塞栓症頻発がん種である膵臓癌や卵巣がんの細胞株に凝固第7因子(FVII)を異所的に発現させ、細胞外小胞分泌、細胞外小胞血液凝固活性等への効果を検討した。その結果、FVIIはいずれの活性も上昇させた。また卵巣がん組織におけるFVII発現レベルを外科切除されたがん組織を用いて免疫染色により解析し、患者予後情報との関連性を統計学的に解析した。

自由記述の分野

腫瘍生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

がん関連血栓塞栓症はがんの主要な合併症であり、がん患者死因のおよそ一割を占める。しかしながら現在その発症予測は困難である。本研究により異所発現性血液凝固第7因子(FVII)ががん細胞より放出される細胞外小胞の血液凝固活性を増強させることを明らかにした。さらにFVIIのがん血栓塞栓症発症への役割を明らかにし、それを指標に血栓塞栓症発症の予測が可能となれば、がんの予後改善に繋が河ることが期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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