難治性骨髄性白血病に対して、新規に白血病ドライバー遺伝子変異由来ネオアンチゲンに特異的なTCR遺伝子導入T細胞(TCR-T)療法開発を続けている。ドライバー遺伝子変異モデルとして成人T細胞性白血病の原因ウイルスHTLV-1由来 p40Tax特異的なTCR-Tを新たに作製して新規細胞免疫療法の有用性を検討した。ネオアンチゲン探索と特異的TCR-T作製法確立を目指して、遺伝子変異を多く持つ大腸がんをモデルに、患者がん細胞の遺伝変異探索と腫瘍浸潤Tリンパ球のTCR遺伝子解析、同ネオアンチゲン特異的TCR-T細胞作製から構成される方法を確立した。以上を基に、AMLを含む他癌種へ解析を広げている。
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