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2020 年度 研究成果報告書

加齢に伴う脂肪組織の機能変容に及ぼす細胞間相互作用の分子機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08508
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

田中 都  名古屋大学, 環境医学研究所, 講師 (60622793)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードマクロファージ / 炎症 / 加齢 / inflammaging
研究成果の概要

本研究では,加齢がもたらす脂肪組織機能変容の分子機構について,脂肪組織リモデリングに着目して取り組んだ。その結果,加齢により皮下脂肪特異的に変動する遺伝子を見出した。今後,それらの遺伝子改変マウスを作出し,詳細に検討することで,それらの遺伝子が加齢に及ぼす影響を検討する。また,時期特異的に「リバウンド」を起こしたマウスについて,脂肪組織炎症や異所性脂肪蓄積について検討した。通常,リバウンドは,減量前に比較して代謝が悪化すると言われているが,本研究結果では,リバウンドを起こしても,代謝の悪化は認められず,むしろ代謝改善が認められた。今後,より詳細に検討し,正しい情報の発信に努めたい。

自由記述の分野

内分泌代謝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢化社会を迎え,高齢者の健康や健康寿命に対し関心が集まっている。一方,加齢に伴い,皮下脂肪組織は減少し,逆に内臓脂肪組織が増加することが知られており,「皮膚粗鬆症」という概念も生まれている。本研究において見出した新たな遺伝子の役割を詳細に検討することで,加齢に伴う疾患の予防や治療に貢献できると考えている。また,これまで,リバウンドは減量する前よりも代謝が悪くなると考えられていたが,必ずしもそうではない可能性を見出した。今後,より詳細に検討し,リバウンドを起こす可能性があっても減量した方が健康に良い,というような研究成果に基づいた正しい情報を提供することで,ヒトの健康に寄与したい。

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公開日: 2022-01-27  

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