血圧コントロールの状況として、登録時から調査毎に得ているデータの収縮期血圧の平均値によって平均の収縮期血圧≧140 mm Hgの患者を血圧高値群とし、140 mm Hg>収縮期血圧≧130 mm Hgの患者群を血圧中間群とし、130 mm Hg>収縮期血圧の患者群を血圧低値群と定義した。そしてeGFRを追跡したデータから各血圧群における透析移行あるいはeGFR<30 ml/min/1.73m2の出現をLate stage kidney disease (LSKD)と定義してその発症を各群間で比較した。LSKDの発症は血圧低値群に比較して、血圧中間群および血圧高値群とも有意に高い発症率であった。
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