腹膜と脂肪由来幹細胞(ASC)から操作性の良いハイブリッド細胞シートを作製し、再生医療的直腸吻合部補強治療法の開発を目的とした。コロナ禍のため大動物実験からラットを用いた小動物へ変更した。ラット皮下脂肪からASCシートを作製し、ラット広背筋の表面(筋層モデル)に移植した群とハイブリッド細胞シートを移植した群を組織学的に比較した(実験A)。また、消化管モデルとしてラットの胃の漿膜を外科的に除去した部位にASCシートとハイブリッド細胞シートを移植した(実験B)。小動物においてハイブリッド細胞シートの移植に成功した。
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