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2021 年度 研究成果報告書

透明化組織イメージング法を用いたヒルシュスプルング病の新しい診断マーカーの探索

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08601
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

宮原 克  順天堂大学, 大学院医学研究科, 技術員 (00420844)

研究分担者 藤原 なほ  順天堂大学, 医学部, 准教授 (20589543)
山高 篤行  順天堂大学, 医学部, 教授 (40200703)
田中 奈々  順天堂大学, 医学部, 准教授 (50530656)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードヒルシュスプルング病 / 腸管神経系 / 組織透明化 / 蛍光イメージング
研究成果の概要

小児外科領域における最も代表的な機能性腸閉塞疾患であるヒルシュスプルング病のモデルであるエンドセリンレセプターB受容体欠失マウスにおいて、腸管組織内の血管構築の異常を見出し、血管構造の安定維持に関連する分子の発現が低いという結果を得た。今回の結果は、本疾患の原因遺伝子が神経堤細胞の発生とともに、血管構造の発生異常を引き起こす可能性が示唆された。本疾患の新しい病態の理解と確定診断のための一助となることが期待される。

自由記述の分野

小児外科病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒルシュスプルング病の確定診断の際に診断に難渋するケースにしばしば遭遇し、また根治には外科的治療が必要であり、その治療と診断のために新しい発生病態を解明することは重要である。
今回の結果で可能性が示された原因遺伝子により神経系の発生の異常とともに血管の形成の異常が引き起こされる可能性は新しい発生機序の解明になるとともに、術後の合併症の原因ともなりえると考えており、本疾患の新しい病態の理解と診断のための一助となることが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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