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2020 年度 研究成果報告書

発癌の分子メカニズムの違いに着目した大腸癌TGF-βシグナル伝達経路の新たな分類

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08612
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関新潟大学

研究代表者

島田 能史  新潟大学, 医歯学系, 講師 (20706460)

研究分担者 若井 俊文  新潟大学, 医歯学系, 教授 (50372470)
亀山 仁史  新潟大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (40626420)
永橋 昌幸  新潟大学, 医歯学総合病院, 研究准教授 (30743918)
市川 寛  新潟大学, 医歯学系, 助教 (50721875)
田島 陽介  藤田医科大学, 医学部, 講師 (30757505)
小林 隆  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (40464010)
奥田 修二郎  新潟大学, 医歯学系, 准教授 (00512310)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード大腸癌 / TGF-β / TGFBR2 / ACVR2A / SMAD2 / SMAD4 / TMB-H / 低分化胞巣
研究成果の概要

我々は、TGF-βシグナル伝達経路に異常を有する大腸癌を、「TGFBR2もしくはACVR2Aに遺伝子変異をもつ群(受容体変異群)」と「SMAD2もしくはSMAD4に遺伝子変異をもつ群(調節因子変異群)」とに分類し、それぞれの臨床病理学的特徴について解析した。受容体変異群は、免疫療法の効果が期待されるTumor mutational burden-high (TMB-H)大腸癌と関連していることを明らかとし、TMB-H大腸癌を予測する人工知能を開発した。調節因子変異群であるSMAD4は、大腸癌発育先進部における低分化胞巣と関連し、大腸癌の予後不良因子であることを明らかとした。

自由記述の分野

消化器外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は、TGF-βシグナル伝達経路に異常を有する大腸癌の臨床病理学的特徴を明らかにしたことによって、分子サブタイプによる新たな大腸癌の分類の基盤形成を行ったことである。
本研究の社会的意義は、TMB-H大腸癌を予測する人工知能を開発したことによって、低コストで大腸癌の個別化治療を推進するモデルを提案したことである。また、大腸癌のドライバー遺伝子変異の一つと考えられるSMAD4遺伝子変異の臨床病理学的特徴を明らかにしたことによって、SMAD4遺伝子変異を標的とした新たな治療開発の基盤形成を行ったことである。

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公開日: 2022-01-27  

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