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2020 年度 研究成果報告書

老化促進モデルマウスを用いた術後高次脳機能障害ならびに認知症への麻酔・手術の影響

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08843
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55050:麻酔科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

森本 裕二  北海道大学, 医学研究院, 教授 (00250457)

研究分担者 斉藤 仁志  北海道大学, 大学病院, 講師 (10455694)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード術後高次機能障害 / 認知症 / 麻酔 / 手術 / 高齢
研究成果の概要

加齢・認知機能障害合併マウスにおいて、麻酔・手術が認知機能に及ぼす影響を検討した。結果は、通常マウスにおいては、手術後にのみ神経炎症が増強していたのに比較して、加齢・認知機能障害合併マウスでは、麻酔暴露のみでも海馬における炎症性サイトカインの上昇を認め、神経炎症の増強を明らかにした。
しかし、行動学試験においては加齢・認知機能障害合併マウスの、術後認知機能障害について検出できなかった。理由としては、麻酔・手術を行わないコントロール群で既に認知機能が大幅に低下しており、麻酔・手術の影響を検出することができなかったためと考えている。

自由記述の分野

麻酔・集中治療・疼痛

研究成果の学術的意義や社会的意義

高齢化が進行し、高齢患者、認知機能低下患者の手術機会は年々増加傾向にある。高齢、認知機能低下はそれぞれ術後認知機能障害発症のリスクファクターであることは明らかとなっているが、その合併患者における術後認知機能低下が非高齢、非認知機能低下患者と比較してどのような特徴があるかについては十分検討されていない。本研究は、高齢・認知機能低下合併患者における認知機能障害の原因や機序を明らかにして予防、対策につなげることを目的とした。

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公開日: 2022-01-27  

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