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2020 年度 研究成果報告書

経腸栄養が腸管環境に与える影響の基礎医学的検討

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08884
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関岐阜大学

研究代表者

吉田 隆浩  岐阜大学, 医学部附属病院, 准教授 (40452148)

研究分担者 岡田 英志  岐阜大学, 医学部附属病院, 准教授 (30402176)
竹村 元三  朝日大学, 歯学部, 教授 (40283311)
宮崎 渚  朝日大学, 歯学部, 准教授 (50550141)
鈴木 浩大  岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (80724583)
長屋 聡一郎  岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (60444311)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード経腸栄養 / グリコカリックス
研究成果の概要

重症患者では経腸栄養により代謝動態を改善すると報告されているが腸管細胞表面のグリコカリックス(GCX)の構造変化や経腸栄養剤による影響については不明である。LPS投与48時間後、経腸栄養を開始し腸管を取り出しサンプルを作成した。経腸栄養として通常餌とメイジメインに2種類を用いて経時的変化を比較検討した。腸管はGCXにより微絨毛構造が覆われていたがLPS投与48時間後の腸管ではGCXの剥離や菲薄化を確認することができた。腸管のki67免疫染色にて確認したところ経腸栄養開始7日後においても通常餌では回復が見られなかったが、メイジメイン使用群では有意な改善を認めた。経腸栄養群で回復が認められた。

自由記述の分野

救急集中治療医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、敗血症をはじめとする集中治療を要する急性期重症患者に対してヨーロッパ静脈経腸栄養学会 (ESPEN) と、アメリカ静脈経腸栄養学会 (ASPEN) /集中治療学会 (SCCM)が急性期栄養ガイドラインを発表し早期経腸栄養の有効性が広く認識されてきているものの、基礎的な裏付けが未だに不十分である。本研究により経腸栄養剤の効果が基礎的に証明されれば、社会的な意義は大きい。

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公開日: 2022-01-27  

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