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2023 年度 研究成果報告書

冷凍保存ブタ臓器による外傷手術手技研修の開発応用

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08901
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分55060:救急医学関連
研究機関東京医科大学

研究代表者

本間 宙  東京医科大学, 医学部, 主任教授 (60307353)

研究分担者 織田 順  東京医科大学, 医学部, 兼任教授 (60459500)
石井 友理  東京医科大学, 医学部, 助教 (20649660)
藤川 翼  東京医科大学, 医学部, 助教 (70796094)
谷野 雄亮  東京医科大学, 医学部, 助教 (20752033)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードブタ臓器 / 冷凍保存 / 外傷手術手技研修 / 出血性モデル / 外科研修の有無 / 献体研修
研究成果の概要

研究(研修)プロトコールは、死亡ブタから摘出した医学研究用臓器(心臓・肺・肝臓・脾臓・腎臓・小腸・膀胱・外頚動脈)を、生理食塩水で灌流後にディープフリーザーで急速冷凍保存し、研修当日朝に自然解凍。実質臓器に人為的に作った損傷を縫合修復し、管腔臓器に作った損傷に対しては、縫合あるいは吻合修復する実習を研修した。実質臓器の動脈にはブタ血液を注入し、臓器出血モデルを作成した。
2018年9月~2023年2月までに計9回の開催を行い、卒後1~20年目の67人が受講した。受講者に対するアンケート結果分析では、外科研修経験の有無に関わらず、研修受講による修復手技に対する自信が有意に上昇することが検証された。

自由記述の分野

救急医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

生体動物を使用しての研修が実施しにくくなっている現状があるなか、屠畜解体されたブタの内臓臓器を使用する事は倫理的にも好ましく、かつ経済的にも安価で済む利点がある。そして、この内臓臓器の特に実質臓器動脈にカニュレーションを行ってブタ血液を流すことによって、リアルな出血性臓器損傷モデルによる研修が可能となり、外科研修を経験していない医師には臓器を扱う基本を、外科研修の経験者に対しても近年の鏡視下手術では経験し得ない用手的修復術を教育する事が可能となる。これは、献体研修との併用で更に有用性を発揮すると考える。そして研修受講者が増えることは、結果、外傷患者死亡の減少につながり国民に還元できると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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