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2023 年度 研究成果報告書

リポカリン型プロスタグランジンD合成酵素からみた髄液リンパ系ドレナージの検討

研究課題

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研究課題/領域番号 18K08947
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56010:脳神経外科学関連
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

間瀬 光人  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 教授 (60238920)

研究分担者 山中 智康  名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (20865133)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードくも膜下出血 / プロスタグランジンD合成酵素 / 髄液 / リンパ系ドレナージ / 脳血管攣縮
研究成果の概要

リポカリン型プロスタグランジンD合成酵素(L-PGDS)は髄液中の輸送蛋白で,くも膜下出血患者ではヘモグロビンの代謝産物であるビリベルジンをスカベンジしている.本研究の目的はその排泄経路をマウスおよびヒトで明らかにすることある.しかしマウスくも膜下出血モデルは生存率が極めて低く,未だ十分なサンプルが得られてない.研究は継続して遂行する予定である.
ヒト正常コントロールのリンパ系ドレナージを確かめるため,O15でラベルした水PETによる検討を追加で行った.その結果,水分子のくも膜下腔へのきわめて速い移動が明らかとなるとともに,脳幹からくも膜下腔への水分子動態は他部位とは異なることが明らかとなった

自由記述の分野

脳神経外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

くも膜下出血モデルにおけるリンパ系ドレナージの経路はヒト,マウスともに明らかにすることはできなかった,しかし並行して行ったヒトの水PET解析では.髄液中への水分子のきわめて速い移行が明らかとした.さらに脳底槽の水分子は脳表や脳室から来たものでもなく,脳幹あるいは他の部位から(たとえば脊髄腔)から直接由来することが示唆された.これは新しい知見で,髄液生理学に大きな影響を与える.

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公開日: 2025-01-30  

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