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2021 年度 研究成果報告書

幹細胞による安全な軟骨再生医療のための脂質分化マーカーの探索とその機能の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09090
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56020:整形外科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

馬場 力哉  北海道大学, 医学研究院, 客員研究員 (40815742)

研究分担者 岩崎 倫政  北海道大学, 医学研究院, 教授 (30322803)
小野寺 智洋  北海道大学, 大学病院, 講師 (70547174)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードヒト誘導多能性幹細胞 / 糖鎖解析
研究成果の概要

本研究では未分化iPS細胞表面が特異的糖鎖で被覆されていることに着目し、Aminolysis-SALSA法を応用することで、細胞特異的GSL糖鎖解析を用いた軟骨細胞中に混入する未分化iPS細胞の定量評価化法を確立した。
糖鎖解析による定量化法を用い、iPS細胞の特異的糖鎖を認識し細胞傷害性を有するR-17F抗体の至適使用条件を決定した。iPS細胞と軟骨細胞の共培養にR-17F、二次抗体を添加することで、iPS細胞を検出感度以下まで除去可能であることを明らかにし、さらに抗体処理した共培養細胞をSCID miceに移植し、teratomaが形成されないことを示した。

自由記述の分野

軟骨再生医療

研究成果の学術的意義や社会的意義

GSL糖鎖解析による定量化法は、フローサイトメトリー等で必要となる事前の蛍光標識等の前処置を必要とせず、また心筋細胞等の組織に対する細胞解離の前処理を必要としない。本定量化法はiPS由来生成物の品質管理に有用である可能性がある。
未分化iPS細胞の主要な除去方法の一つは、特異的な抗体を用いたcell sortingであるが、iPS由来最終生成物のviabilityを低下させる可能性がある。本研究では、R-17Fを添加するだけで未分化iPS細胞を除去することが可能であり、cell sortingによって起こりうるリスクを回避することができた。

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公開日: 2023-01-30  

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