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2020 年度 研究成果報告書

GGCT阻害分子を用いた尿路上皮癌治療の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09192
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56030:泌尿器科学関連
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

影山 進  滋賀医科大学, 医学部, 講師 (50378452)

研究分担者 河内 明宏  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (90240952)
吉貴 達寛  滋賀医科大学, 医学部, 客員教授 (80230704)
茶野 徳宏  滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (40346028)
吉田 哲也  滋賀医科大学, 医学部, 助教 (60510310)
富田 圭司  滋賀医科大学, 医学部, 助教 (30640148)
村井 亮介  滋賀医科大学, 医学部, 非常勤講師 (80748583)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードγ-グルタミルシクロトランスフェラーゼ / 尿路上皮癌 / 分子標的治療
研究成果の概要

われわれは膀胱癌の経尿道的切除標本130例に対し抗GGCT抗体による免疫組織化学染色を行った。GGCT高発現例は59%(77例)に認められた。また、GGCT高発現群は有意差はないものの、膀胱内非再発率が低い傾向にあった。尿路上皮癌細胞株を用いたGGCT阻害実験では、ノックダウンとGGCT阻害剤(Pro-GA)投与のいずれにおいても著しい増殖抑制を呈した。さらには既存の化学療法剤(マイトマイシンC)との併用で増殖抑制効果の増強を認めた。これらの結果から尿路上皮癌においてGGCTは新規抗癌標的として有用と考えられた。

自由記述の分野

泌尿器腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

進行期尿路上皮癌はきわめて致死率の高い癌の一つである。また、早期診断癌であっても治療後の尿路内再発を頻繁に繰り返すという特徴がある。近年は種々の癌において新薬の登場が目覚ましいが、尿路上皮癌のその進歩は遅々としている。
本研究では尿路上皮癌細胞株に対するはGGCTノックダウンやGGCT阻害剤による著しい増殖抑制が明らかとなった。さらには既存の化学療法剤との併用で増殖抑制効果の増強を認めた。これらの結果から尿路上皮癌においてGGCTは新規抗癌標的として有用と考えられ、尿路上皮癌における新薬創製における重要な新知見と思われる。

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公開日: 2022-01-27  

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