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2022 年度 研究成果報告書

難治性卵巣癌に対する新規治療および関連新規バイオマーカー探索手法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09297
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関藤田医科大学 (2019-2022)
慶應義塾大学 (2018)

研究代表者

野村 弘行  藤田医科大学, 医学部, 准教授 (50327590)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード卵巣癌 / 薬物療法 / バイオマーカー
研究成果の概要

進行卵巣癌に対するより有効な治療法として、パクリタキセル毎週投与+カルボプラチン3週毎投与に血管新生阻害作用を有する分子標的治療薬ベバシズマブを併用した新規レジメンを術前化学療法として用いる治療戦略を考案し、臨床的有効性を示す結果を得た。再発卵巣癌に対する化学療法とベバシズマブの併用について有効な患者集団の探索を行い、一部の有害事象が日本人において高いことが判明した。低侵襲に卵巣癌の分子生物学的特徴を判定するための手法として診断的腹腔鏡手術の手法を確立し、採取検体を用いた網羅的ゲノムシークエンスによる治療標的の探索を行った。

自由記述の分野

婦人科腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年のがん治療は臨床ゲノムシークエンスを用いたゲノムバイオマーカーの解析が進められ、個々の遺伝子情報に基づく薬剤選択を行う臓器横断的な治療開発にシフトしつつある。しかしながら、このような個別化治療の有用性については、臨床試験による科学的な検証が行われ始めたばかりであり、婦人科がんを対象としたデータは限定的である。本研究は生物学的に多様な卵巣癌における治療標的の探索、個別化治療の実現に有用なデータをもたらすものと考える。

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公開日: 2024-01-30  

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