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2020 年度 研究成果報告書

小分子化合物を用いた高機能シュワン細胞誘導技術の開発と再生医療への展開

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09488
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

素輪 善弘  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80468264)

研究分担者 松田 修  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00271164)
岸田 綱郎  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00370205)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード末梢神経再生 / シュワン細胞 / ダイレクト・コンヴァージョン / 小分子化合物 / 神経損傷
研究成果の概要

SOX10とKrox20という2つの転写因子の遺伝子を導入することでシュワン細胞を誘導する技術を開発した。もし小分子化合物で誘導できるようになれば、移植後の有害事象のリスクを大幅に減少させることができる。SOX10とKrox20の各々を代替する小分子化合物をそれぞれ大型スクリーニングモデルで検索したところ、Krox20の代替えとなる化合物を同定することに成功した。これにより、線維芽細胞をシュワン細胞のフェノタイプと機能を持つ、schwann cell-like cell(mSCLC)に転換することができた。しかし、SOX10の代替えになる化合物は同定できなかったため、今後の課題となる。

自由記述の分野

末梢神経再生 組織工学 乳房再建

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでの申請者の研究でSOX10とKrox20 の2種類の遺伝子を線維芽細胞に導入発現nさせることでシュワン細胞に転換することを発見したが、今回の申請分の検討ではこれらの2遺伝子に代わる化合物をスクローニングした。結果Krox20に代わる小分子化合物が同定され、これを用いることでシュワン細胞により類似したフェノタイプと機能を示すmSCLC
を創出することに成功した。この発見から、これまでより安全で容易にシュワン細胞を調整することが可能となり、今後の末梢神経再生に大きく利用価値があると考える。

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公開日: 2022-01-27  

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