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2020 年度 研究成果報告書

人工神経に対するシュワン細胞供給法としての端側神経縫合の有用性について

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09492
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

林 礼人  順天堂大学, 医学部, 教授 (10365645)

研究分担者 吉澤 秀和  順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (10512593)
市原 理司  順天堂大学, 医学部, 助教 (40599247)
上森 友樹  順天堂大学, 医学部, 非常勤助手 (70773836)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード人工神経 / 神経移植 / 端側神経縫合 / 神経再建 / シュワン細胞充填 / 無細胞化神経
研究成果の概要

人工神経のより有効な使用法を検討するため、端側神経縫合によるシュワン細胞充填を施行し、その有用性について検討を行った。トランスジェニックマウスの坐骨神経を用いて検討を行ったが、人工神経の硬さやマウスの坐骨神経の短さゆえに、一定したモデル作成が困難であった。その為、モデルをラットに変更し、軸索が蛍光発色するトランスジェニックラット(Thy1-GFPラット)を米国の研究室から特別に譲渡頂き実験を継続した。
その結果、端側神経縫合によるシュワン細胞遊走群の方が遊走を行わない群に対して、軸索やシュワン細胞の面積率が高い傾向にあった。ただし、人工神経独特の自己融解現象に伴なう固有の難しさも存在した。

自由記述の分野

再建外科

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在人工神経の適応は3cm以下の神経欠損に限られており、感覚神経のみの回復に留まっている。シュワン細胞を付加した人工神経が、より長い欠損に使用可能となれば、より多くの神経欠損症例に使用することが出来、神経採取を要する症例を少なく出来る。
神経採取後に生じる知覚鈍麻や痺れが術後長期にわたって問題となる場合もあるため、人工神経による再建の幅を拡げることは、神経採取に伴う合併症の回避につながり、非常に意義深いものと考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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