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2020 年度 研究成果報告書

歯髄治癒過程におけるマクロファージ・歯髄幹細胞・再生神経のクロストークの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09588
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57030:保存治療系歯学関連
研究機関神奈川歯科大学

研究代表者

武藤 徳子  神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 准教授 (40510433)

研究分担者 石井 信之  神奈川歯科大学, 大学院歯学研究科, 教授 (20163610)
大島 勇人  新潟大学, 医歯学系, 教授 (70251824)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード歯髄
研究成果の概要

歯の損傷後の歯髄修復過程におけるマクロファージの活性化、歯髄幹細胞/前駆細胞の分化能促進への影響とM1M2マクロファージの動態、神経再生の過程を明らかにすることを目的とした。MTA覆髄時の感染歯髄は、水酸化カルシウム製剤群、対照群と比較し、消炎傾向および硬組織形成傾向が認められた。MTA群は抗PGP9.5抗体による免疫染色において術後1週間後は、歯根全体に陽性所見が認められるが、術後2週間後は髄床底部付近に陽性所見が認められた。MTA群においては歯髄の治癒が認められ、さらに神経線維の局在と、歯髄組織の治癒過程が同部位に関連して認められた。

自由記述の分野

歯内療法

研究成果の学術的意義や社会的意義

現代は、急速な超高齢化の進行により全身疾患を伴う患者が多くなっているが、歯科医療に求める質の向上や歯科医療機関の増加などの要因により高頻度治療における重要性は多様性を呈している。有病者に対する歯科治療の在り方について、疼痛に起因する発作的全身的偶発事例を防ぐため、歯髄保存治療を推奨しており、現在歯髄覆髄剤として保険算定可能なMineral Trioxide Aggregate (MTA)を用いた治療の感染歯髄に対する根拠を示すことで、治療可能な範囲を広げ、結果的に超高齢化社会における多様化した歯科疾患に対する貢献が可能であると考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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