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2020 年度 研究成果報告書

根尖に沈着したコレステロール結晶の骨吸収促進作用とシクロデキストリンによる抑制

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09601
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57030:保存治療系歯学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

白石 千秋  長崎大学, 病院(歯学系), 医員 (30336177)

研究分担者 鵜飼 孝  長崎大学, 病院(歯学系), 教授 (20295091)
尾崎 幸生  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (60204187)
吉村 篤利  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (70253680)
柳口 嘉治郎  長崎大学, 病院(歯学系), 講師 (50264255)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードコレステロール結晶 / βーシクロデキストリン
研究成果の概要

Wistarラット(体重約160g)がこの実験に使用された。
全ての外科的処置はマイクロスコープ観察下にて行われた。#1/2の歯科用切削器具を用い露髄、4週間そのまま放置した。露髄4週間後CTにて根尖性歯周炎の成立が確認できた。その後、屠殺を行い上顎第一臼歯を含む上顎骨を摘出し、4%パラホルムアルデヒドにて浸漬固定、10%EDTA溶液にて脱灰後にパラフィン包埋を行い6μmの連続切片を作製した。HE染色後光学顕微鏡にて観察を行ったがこの期間ではコレステロール結晶の析出は観察できなかった。

自由記述の分野

歯科保存学

研究成果の学術的意義や社会的意義

根尖性歯周炎の18~44%にコレステロール結晶が観察されるとされ、in vitro の実験でコレステロール結晶がマクロファージのIL-1αの産生を誘導することにより骨吸収が促進することが2002年に報告されている。しかしながら、IL-1αよりも生細胞から積極的に放出されるIL-1βが根尖に析出したコレステロール結晶により産生されることについての報告はない。2010年に根尖病変において結晶成分の認識に必要なNLRP3の発現が上昇していることが報告されており、根尖周囲のコレステロール結晶によりインフラマソームが活性化され、IL-1βが産生されるという本研究の仮説と整合性が保たれる。

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公開日: 2022-01-27  

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