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2021 年度 研究成果報告書

ALP活性に依存するリン酸による歯根膜線維芽細胞の分化機序に関する基礎研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09848
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57070:成長および発育系歯学関連
研究機関鶴見大学

研究代表者

石川 美佐緒  鶴見大学, 歯学部, 講師 (90582445)

研究分担者 下田 信治  鶴見大学, 歯学部, 教授 (30139620)
菅崎 弘幸  鶴見大学, 歯学部, 准教授 (30333826)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード歯根膜線維芽細胞 / ナトリウム依存性リン酸トランスポーター / リン酸 / アルカリフォスファターゼ
研究成果の概要

歯根膜の再生治療やアンキローシスの原因解明には、歯根膜線維芽細胞の基礎データの構築が必須である。我々は、アルカリフォスファターゼ活性により高いリン酸濃度を維持している歯根膜組織の特異的な環境に着目し、歯根膜線維芽細胞のナトリウム依存性リン酸トランスポーターを介したリン酸の細胞内流入がシグナルとなり骨芽細胞分化が生じるという研究仮説を立て、その検証を行った。その結果、細胞外のリン酸濃度よりも、リン酸の細胞内流入が因子となり骨芽細胞分化マーカーを発現し、石灰化物が生じることが分かった。

自由記述の分野

口腔組織学

研究成果の学術的意義や社会的意義

歯根膜線維芽細胞のアルカリフォスファターゼ活性とリン酸に着目し、ナトリウム依存性リン酸トランスポーターを介したリン酸の細胞内流入が引き金となって細胞の形質転換が起こり、石灰化物が生じることが明らかになった。
これは同時に、細胞外リン酸濃度の恒常性が破綻し、リン酸濃度のわずかな上昇によって細胞が分化誘導され異所性石灰化が生じる可能性を示しており、学術的にも意義のある結果が得られたと考える。

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公開日: 2023-01-30  

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