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2021 年度 研究成果報告書

突然死の原因となり得る口腔病態の評価ーAutopsy imagingをもとにして

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09872
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

箕輪 和行  北海道大学, 歯学研究院, 教授 (30209845)

研究分担者 兵頭 秀樹  北海道大学, 医学研究院, 准教授 (30306154)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード突然死 / autopsy imaging / 口腔体積 / 口腔air space
研究成果の概要

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)と睡眠中突然死の口腔状態の関係について研究を行った。法医解剖施行50例(OSAS原因突然死25例,対照群25例)、臨床例33例(OSAS患者9例,対照群24例)に対しCTにて評価した。CTで口腔容積(OCV), 口腔軟組織体積(OSV),口腔air space体積 (OAV)とOCVに対するOAVの比(%air)を算出し、死亡例と臨床例のOSAS群と対照群の2群間で比較分析した。 死亡例では、%air、OSV、OAV、で有意な相関があり、臨床例では、%air、OAVで有意な相関が見られた。さらに咽頭領域を含めた評価と今回の結果は同様の評価となった。

自由記述の分野

歯科放射線学

研究成果の学術的意義や社会的意義

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)は、睡眠中に繰り返し起こる呼吸停止を特徴とする睡眠障害で、循環器疾患等の重篤な合併症を引き起こし、突然死の原因となる疾患として知られている。死後・臨床例ともに、口腔体積に対する口腔air space体積の比(%air)、口腔咽頭腔体積に対する口腔咽頭領域のair space volumeの比(%air’)の値が小さければ、OSAS発症のリスクが高く、OSASによる突然死の可能性が高いことが示された。咽頭領域を含めた検証でも、口腔領域のみの計測と同様の結果となった。突然死を惹起しやすい口腔形態がCTで評価でき、突然死の原因の一つを早期に評価可能となった。

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公開日: 2023-01-30  

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