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2020 年度 研究成果報告書

DNAメチル化を指標としたアジア系の年齢推定法の開発と展開

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09910
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関広島大学

研究代表者

岡 広子  広島大学, 医系科学研究科(歯), 特任講師 (60452588)

研究分担者 北川 雅恵  広島大学, 病院(歯), 助教 (10403627)
宮内 睦美  広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (50169265)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード年齢推定 / メチル化 / 口腔内試料
研究成果の概要

災害や犯罪の犠牲者、あるいは試料の年齢推定は身元確認や犯罪捜査できわめて重要である。本研究ではリアルタイムPCR法によるDNAメチル化スコアを用い、形態的に類似しているアジア系の人々で共通の口腔内試料(歯。唾液)から年齢推定法の開発を目指して検討を行った。
その結果、特に高解像度融解曲線分析によるDNAメチル化スコアを指標とする年齢推定を行うにあたっては、唾液検体のターゲット(既報A、B)および歯牙検体(既報A、C)は有用な年齢推定指標なること、メチル化スコアを用いた年齢推定にはアジア系の人々の間であっても国籍等のポピュレーションの影響を反映した補正が必要であることが示唆された。

自由記述の分野

法歯学

研究成果の学術的意義や社会的意義

DNAメチル化を指標とした年齢推定は、その精度の報告がなされる一方で検証に用いられた検体の人種については注目している報告はみられなかった。
唾液及び歯牙検体を用いた本研究の結果、DNAメチル化による年齢推定は形態学的に類似しているアジア系の人々の間であっても国籍等その集団ごとに補正が必要であることが示唆された。また、歯根最表層のDNAメチル化スコアと年齢との関連が示され、これまで粉砕により大きく損なわれていた歯牙検体の概形維持が可能となったことから遺族感情や人類学分野の資料保存の面においても意義ある成果が得られた。

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公開日: 2022-01-27  

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