研究課題/領域番号 |
18K09933
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 九州保健福祉大学 |
研究代表者 |
原 修一 九州保健福祉大学, 臨床心理学部, 教授 (40435194)
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研究分担者 |
三浦 宏子 北海道医療大学, 歯学部, 教授 (10183625)
小西 由里子 国際武道大学, 体育学部, 教授 (90178294)
山崎 きよ子 九州保健福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (20331150)
川崎 順子 九州保健福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (00389579)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 中山間地域 / 在宅高齢者 / サルコペニア / ダイナペニア / 運動・口腔機能 / COVID-19 / 心理的状態 / ストレス |
研究成果の概要 |
中山間地在住の高齢者を対象に,2研究を行った.研究1:サルコペニア・ダイナペニア高齢者の身体組成,口腔機能の特徴の検討を行い,口腔・運動機能維持向上プログラムの検討を行った.研究2:新型コロナウィルス感染症(COVID-19)流行下における在宅高齢者のストレス状況下での生活習慣のあり方について,質問紙調査を実施した.研究1ではサルコペニアやダイナペニア者に対しては,筋肉量の増加,骨量の維持,体脂肪の減少を図り,口腔機能向上も含めた複合的プログラムが必要であること,研究2では,健康な食習慣の確立は高齢者の身体的健康,不安やストレスに対処するための身近な対処行動になる可能性を示唆していた.
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自由記述の分野 |
口腔機能,介護予防
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年運動・口腔機能への複合的プログラムの必要性が指摘されているが,研究1はその重要性を更に裏付ける結果となった.サルコペニア・ダイナペニア者に対する共通のプログラムとして,立ち上がり等の膝伸展筋力向上を目的とした訓練,発話訓練,口唇閉鎖,舌圧向上のための訓練等の嚥下運動に関わる口腔器官の筋力向上を目指す訓練を導入し,楽しみながらできるプログラムの実施が考えられる. また,COVID-19感染拡大下において,日本人高齢者の心理的ストレスと保健行動との関連性を報告した研究2の知見はない.高齢者の食生活の質の低下は低栄養を引き起こしやすく,高齢者の食生活支援のための環境整備を継続的に行う必要がある.
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