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2020 年度 研究成果報告書

精神科医療の臨床・政策に資する医療ビッグデータを活用した臨床疫学研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K09991
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58010:医療管理学および医療系社会学関連
研究機関千葉大学 (2020)
公益財団法人東京都医学総合研究所 (2018-2019)

研究代表者

奥村 泰之  千葉大学, 医学部附属病院, 特任講師 (50554383)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード大規模データベース
研究成果の概要

本申請課題では,厚生労働統計,レセプトデータベース,処方せんデータベースなど様々な医療ビッグデータとその研究基盤を活用して,(1) 精神科入院医療,(2) 児童・思春期精神医療,(3) 高齢者医療の3つの領域において,臨床・政策に資するエビデンスを提供することを目的とした。
例えば,ADHD治療薬の処方率に関する研究では,処方箋データベースとNDBを比較すると,病診区分は病院に偏ること,年齢層は12歳以下に少し偏ること,薬剤種別は偏らないことが示された。このことは処方箋データベースを使用して代表性・迅速性の高い,薬剤シェアを推計することができることを意味する。

自由記述の分野

臨床疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

生活保護受給者における精神病床入院の地域差に関する研究では,都道府県のうち,人口10万人あたりの精神病床入院中の生活保護受給者数が最も高い長崎県 (83.3人) と最も低い長野県 (12.0人) では約7倍の差があることが示された。本研究成果は,財政制度審議会財政制度分科会 (2021年4月15日開催) において取り上げられたため政策立案に反映されたと言える

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公開日: 2022-01-27  

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