• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 実施状況報告書

一般住民における睡眠負債と睡眠時無呼吸症候群が心血管病とCKDに及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 18K10078
研究機関福岡大学

研究代表者

吉村 力  福岡大学, 医学部, 准教授 (20511885)

研究分担者 有馬 久富  福岡大学, 医学部, 教授 (20437784)
中島 衡  福岡大学, 医学部, 教授 (70188960)
藤田 昌樹  福岡大学, 医学部, 教授 (50325461)
前田 俊樹  福岡大学, 医学部, 講師 (50555555)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード睡眠負債 / 睡眠時無呼吸症候群 / 心血管病 / CKD / 動脈硬化 / 疫学 / 予防医学 / 社会医学
研究実績の概要

本研究では、長崎県壱岐市の地域一般住民を対象として睡眠負債と睡眠時無呼吸症候群が心血管病とCKDに及ぼす影響を明らかにすることを目的としている。しかし、長崎県壱岐市での睡眠検査施行が困難であると判断したため、福岡県那珂川市にて本研究が可能かどうかを打診し、開始することができた。

2018年度は、以下の作業をおこなった。
①行政・医師会の許可:調査地域における行政・医師会に研究計画を説明し、ご理解を頂いた。②倫理委員会の許可:福岡大学 医の倫理委員会による研究開始許可を得た。③同意の取得:福岡県における住民健診受診者に、研究者から研究内容の説明を行い、研究参加の同意を頂いた。④睡眠検査・活動量計の解析:睡眠検査としてWatchPAT、活動量計としてアクチグラフ、オムロン活動量計を使用して、解析をした。⑤胸腹部CT検査:Multidetector CT(MDCT)による胸腹部CTの撮影を行った。⑥画像解析:トレーニングされた研究者が、CT画像を用いて冠動脈および大動脈石灰化をAgatston scoreを用いて評価した。心臓周囲脂肪、内臓脂肪および皮下脂肪面積についても医用画像解析ソフトを用いて評価した。⑦データベースの整備:検査結果のデータ入力を行った。また、外れ値や欠損値を随時確認することにより、データクリーニングを実施した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2018年度は、研究開始に向けた準備(行政・医師会の許可、倫理委員会の許可等)を完了した。また、研究参加者の同意を取得し、睡眠検査、活動量計、胸腹部CT検査、画像解析、データベースの整備を開始した。従って、おおむね順調に進展していると考える。

今後の研究の推進方策

今後も以下の作業を継続してゆく。
①福岡県における住民健診受診者に、研究者から研究内容の説明を行い、研究参加の同意を頂く。②睡眠検査・活動量計の解析:睡眠検査としてWatchPAT、活動量計としてアクチグラフ、オムロン活動量計を使用して、解析をする。③検体保存:将来の詳細な検査のために、残存した検体は福岡大学医学部内の超低温フリーザーで長期保存する。④胸腹部CT検査:Multidetector CT(MDCT)による胸腹部CTの撮影を行う。⑤画像解析:トレーニングされた研究者が、CT画像を用いて冠動脈および大動脈石灰化をAgatston scoreを用いて評価する。心臓周囲脂肪、内臓脂肪および皮下脂肪面積についても医用画像解析ソフトを用いて評価する。⑥データベースの整備:検査結果のデータ入力を行う。また、外れ値や欠損値を随時確認することにより、データクリーニングを実施する。

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額が生じた理由としては、研究参加への参加を拒否された方が相当数おられたこと、まだ検査を実施していない対象者がいることがあげられる。

今後も以下の作業を継続してゆく。
①福岡県における住民健診受診者に、研究者から研究内容の説明を行い、研究参加の同意を頂く。②睡眠検査・活動量計の解析:睡眠検査としてWatchPAT、活動量計としてアクチグラフ、オムロン活動量計を使用して、解析をする。③検体保存:将来の詳細な検査のために、残存した検体は福岡大学医学部内の超低温フリーザーで長期保存する。④胸腹部CT検査:Multidetector CT(MDCT)による胸腹部CTの撮影を行う。⑤画像解析:トレーニングされた研究者が、CT画像を用いて冠動脈および大動脈石灰化をAgatston scoreを用いて評価する。心臓周囲脂肪、内臓脂肪および皮下脂肪面積についても医用画像解析ソフトを用いて評価する。⑥データベースの整備:検査結果のデータ入力を行う。また、外れ値や欠損値を随時確認することにより、データクリーニングを実施する。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2019 2018

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 1件、 招待講演 3件)

  • [雑誌論文] Single-use suvorexant for treating insomnia during overnight polysomnography in patients with suspected obstructive sleep apnea: a single-center experience.2019

    • 著者名/発表者名
      Takuma Matsumura, Jiro Terada, Chikara Yoshimura, et al.
    • 雑誌名

      Drug Design, Development and Therapy

      巻: 13 ページ: 809-816

    • DOI

      10.2147/DDDT.S197237. eCollection 2019

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 心不全に伴うチェーン・ストークス呼吸への適正使用―ASV治療の適応を考える―2018

    • 著者名/発表者名
      吉村 力
    • 雑誌名

      日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌

      巻: 27 ページ: 301―303

    • 査読あり
  • [学会発表] CPAP治療を契機に肺アスペルギローマの感染が判明した閉塞性睡眠時無呼吸症候群の症例2018

    • 著者名/発表者名
      吉村 力、串間尚子、今村奈緒子、濱田義浩、青山 崇、松本武格、白石素公、石井 寛、渡辺憲太朗、岩﨑昭憲、藤田昌樹
    • 学会等名
      医真菌症フォーラム第24回学術集会
  • [学会発表] OSASの適切な減量方法は如何にすべきか?2018

    • 著者名/発表者名
      吉村 力、豊島秀夫、松本武格、久保かおり、廣田貴子、串間尚子、白石素公、石井 寛、藤田昌樹、渡辺憲太朗
    • 学会等名
      日本睡眠学会第43回定期学術集会
    • 招待講演
  • [学会発表] ベッドパートナーのイビキ音が原因で居眠り運転を起こしたと考えられた症例2018

    • 著者名/発表者名
      吉村 力、梅本丈二、船越駿介、古川智一、中野 博
    • 学会等名
      日本睡眠学会第43回定期学術集会
  • [学会発表] ASV治療の適応と今後の展望2018

    • 著者名/発表者名
      吉村 力
    • 学会等名
      第55回日本臨床生理学会総会
    • 招待講演
  • [学会発表] 睡眠負債、睡眠時無呼吸症候群のトピックス2018

    • 著者名/発表者名
      吉村 力、天ヶ瀬寬信、竹若瑞子、中島和子、今岡央子、小濵大嗣、天ヶ瀬慶彦、安藤眞一
    • 学会等名
      第55回日本臨床生理学会総会
    • 招待講演
  • [学会発表] Validation of blood pressure classification of the new 2017 ACC/AHA hypertension guidelines for prediction of new-onset CKD2018

    • 著者名/発表者名
      Maeda Toshiki, Chikara Yoshimura, et al.
    • 学会等名
      International Society of Hypertension
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2019-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi