研究課題
本研究では、地域一般住民を対象として睡眠負債と睡眠時無呼吸症候群が心血管病とCKDに及ぼす影響を明らかにすることを目的としている。最初の年度に長崎県壱岐市から福岡県那珂川市にて研究対象場所を変更したが、健診受診率が低く(2017年度34.0%、2018年度34.9%、2019年度31.6%)、研究に参加される方が当初よりも少なかった。そのため、研究対象場所を福岡市城南区にて2019年12月から増やした。2021年度は、以下の作業をおこなった。①同意の取得:福岡県那珂川市および福岡市城南区における住民健診受診者に、研究者から研究内容の説明を行い、研究参加の同意を頂いた。②睡眠活動量計の解析:睡眠としてWatchPAT、活動量計としてアクチグラフ、オムロン活動量計を使用して、解析をした。③胸腹部CT:Multidetector CT(MDCT)による胸腹部CTの撮影を行った。④画像解析:トレーニングされた研究者が、CT画像を用いて冠動脈および大動脈石灰化をAgatston scoreを用いて評価した。心臓周囲脂肪、内蔵脂肪および皮下脂肪面積についても医用画像解析ソフトを用いて評価した。⑤データベースの整備: 結果のデータ入力を行った。また、外れ値や欠損値を随時確認することにより、データクリーニングを実施した。⑥SASの重症度とAgatston scoreを用いた動脈硬化との関係を日本疫学会にて中間解析の結果を発表した。
すべて 2022 2021
すべて 雑誌論文 (12件) (うち査読あり 10件、 オープンアクセス 10件) 学会発表 (9件) (うち招待講演 5件)
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