• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 実施状況報告書

新卒看護師のプロアクティブ行動を促すスタッフナースのための教育実践ガイドの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K10240
研究機関神戸市看護大学

研究代表者

グレッグ 美鈴  神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (60326105)

研究分担者 脇坂 豊美  甲南女子大学, 看護リハビリテーション学部, 准教授 (50315321)
林 千冬  神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (60272267)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードプロアクティブ行動 / 組織適応 / 新卒看護師 / 先輩看護師 / 支援
研究実績の概要

新卒看護師のプロアクティブ行動を促すスタッフナースのための教育実践ガイドの開発を最終目的として、ガイドの資料とするために、インタビュー調査を実施した。インタビューの目的は、新卒看護師の教育に関わる先輩看護師(臨床経験3年目以上)および入職1年目を想起しやすい臨床経験2年目の看護師からみた新卒看護師のプロアクティブ行動の現状と課題を明らかにすることであった。
6病院に所属する新卒看護師の教育に関わる先輩看護師14名を研究参加者として、新卒看護師の職場適応に関する行動をどのように感じているか、プロアクティブ行動がうまくとれているところはどこか、また日常の看護実践の中で職場適応をどのように支援しているかなどについて1時間程度の半構造化インタビューを実施した。先輩看護師の立場は、プリセプター、教育担当者、チームリーダーであった。先輩看護師による新卒看護師のプロアクティブ行動のアセスメント視点、プロアクティブ行動を促すための新卒看護師との関わり方、新卒看護師の組織適応の課題などが明らかになった。
3病院に所属する臨床経験2年目の看護師12名を研究参加者として、入職1年目に職場に適応するために困難であったこと、職場適応を推進するために、どのような行動をとっていたか、また就職1年目にプロアクティブ行動をとることにおいて、役に立った人やものなどについて1時間程度の半構造化インタビューを実施した。臨床経験2年目の看護師のインタビューについては分析途中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

計画していた新卒看護師を教える立場にある先輩看護師と臨床経験2年目の看護師が入職1年目を振り返るインタビューを予定通りに終了した。現在、学会発表の準備中である。

今後の研究の推進方策

インタビュー調査の分析を終え、学会発表を行う。同意に、質問紙調査のための準備を行う。質問紙調査は、既存の尺度については使用許諾が得られなかったため、さらに文献検討を行い、質問紙を選定する。またインタビュー調査の結果を質問紙に反映する。質問紙調査の結果が明らかになった後、病院で事例検討会を実施する。事例検討会を実施する予定の病院とは、既に具体的な相談を開始している。質問紙調査の実施が可能となる時期次第で、計画は順調に進むと考えている。

次年度使用額が生じた理由

インタビューが順調に進み、テープ起こしの期間が十分に取れたため、安い料金で済み節約することができた。この費用を合わせて、今年度の質問紙調査、施設訪問調査、事例検討会、事例検討会後のインタビューの実施に使用予定である。

URL: 

公開日: 2019-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi