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2023 年度 実績報告書

外来化学療法を受けるがんサバイバーのストレングス尺度の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K10355
研究機関香川県立保健医療大学

研究代表者

岩本 真紀  香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 准教授 (80314920)

研究分担者 藤田 佐和  高知県立大学, 看護学部, 教授 (80199322)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードがんサバイバー / ストレングス / 尺度開発
研究実績の概要

本研究は、がんサバイバーの力をストレングスの視点から測定し、ストレングスを基盤とした看護援助の評価に役立てるため、外来化学療法を受けるがんサバイバーのストレングス尺度を開発することを目的としている。
尺度原案は、先行研究で導き出した5つの構成要素を基盤に作成した。ストレングスに関わる先行文献と、外来化学療法を受けるがんサバイバーの力を主たるテーマにしている先行研究から、外来化学療法を受けるがんサバイバーのストレングスを表している内容を抽出し、質問項目(50項目)を作成した。
予備調査として、がん看護専門職者15名、がんサバイバー5名を対象に、内容妥当性および表面妥当性の検討を目的にアンケート調査を行った。がん看護専門職者の回答から、内容妥当性指数(I-CVI)が0.62以下の項目を削除し、自由記述の意見をもとに、質問項目の追加修正を行った。がんサバイバーの回答からは、答えにくい項目を削除し、分かりにくい項目については、表現を修正した。その結果、ストレングス尺度の項目は、50項目から29項目とした。
本調査として、外来で化学療法を受けているがんサバイバー320名に対して、アンケート調査を実施し、147名の回答を得た。天井効果及び床効果を検討し、3項目を削除した。項目間相関を求め、0.65以上の組み合わせとなる項目から、5項目を削除した。最尤法(Varimax)による因子分析を行い、因子負荷量が0.4に満たない項目(7項目)を削除し、3因子解を採用した。第1因子は「生活に張りがある」、第2因子は「治療と生活のバランスがとれている」、第3因子は「自分の望む前向きな生活を送っている」と命名し、累積寄与率は52.92%であった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 再発・転移がんサバイバーに対するストレングスに焦点をあてたエキスパートナースの看護実践2024

    • 著者名/発表者名
      岩本真紀、藤田佐和
    • 学会等名
      第38回 日本がん看護学会学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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