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2021 年度 実施状況報告書

乳児虐待の予防を目指した産科医療機関の看護職者向け教育プログラムの有用性の検証

研究課題

研究課題/領域番号 18K10457
研究機関山口県立大学

研究代表者

唐田 順子  山口県立大学, 看護栄養学部, 教授 (60440012)

研究分担者 山田 和子  四天王寺大学, 看護学部, 教授 (10300922)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード児童虐待 / 子ども虐待 / 発生予防 / 産科医療機関 / 教育プログラム / 助産師・看護師 / 連携
研究実績の概要

今年度はこれまで2年間の研修(4回)における調査結果をもとに、研修の有用性を評価した。東北・九州・中国・四国・関東の産科医療保障制度に加入する全2177施設に研修募集を行い、203名の参加者を得た。質問紙の有効回答は197(97%)名であった。参加者は、助産師173名(88.3%)看護師23名(11.7%)であった。研修目標3点を達成できたとする人は100%であり、研修に満足できたとする人は99%であった。事例で学ぶ親子の生活理解や産科医療機関との連携は99%の人が理解しやすかったと回答した。「他職種の仕事内容の理解が深まり、病院でできること、病院の役割の認識が高まった」との反応が得られた。研修の目標は達成され、事例をとおした実践的な学びが効果的であると考えられる。研究結果は学会において発表した。教材開発については、研究代表者が研究機関を異動した多忙さに伴いあまり進めることができず、研究期間を1年延期した。今後は教育内容の普及にICTの活用を視野に入れ、教材の開発を行いたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究代表者が研究機関を異動したため多忙となり、オンラインでの研究会議の開催があまりもてなかった。

今後の研究の推進方策

令和4年度はオンラインでの研究会議をもち、産科医療機関向けの学習教材・活動ガイドラインを作成する。また、普及へ向けての方略を検討する。

次年度使用額が生じた理由

研究が遅れたため、産科医療機関向けの学習教材の印刷等の諸経費等が不要となった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Accessing Healthcare Services as an Overseas Visitor: Japanese Expatriate Experiences in Thailand2021

    • 著者名/発表者名
      中井 あい, 山田 和子, 森岡 郁晴
    • 雑誌名

      日本看護研究学会雑誌

      巻: 44(4) ページ: 637-645

    • DOI

      10.15065/jjsnr.20210108125

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 子ども虐待発生予防を目指した産科医療機関の看護職者に対する教育プログラムの実践報告32021

    • 著者名/発表者名
      唐田順子, 山田和子
    • 学会等名
      日本子ども虐待防止学会 第27回かながわ大会

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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