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2022 年度 実績報告書

統合失調症をもつ訪問看護利用者に対する認知機能障害ケアプログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K10579
研究機関神戸市看護大学

研究代表者

片倉 直子  神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (60400818)

研究分担者 松澤 和正  帝京大学, 医療技術学部, 教授 (00383092)
加藤 憲司  神戸女子大学, 看護学部, 教授 (70458404)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード認知機能障害 / 統合失調症 / 認知矯正療法 / 認知機能訓練 / 訪問看護
研究実績の概要

本研究の目的は、神経・社会的認知機能障害を有する統合失調症をもつ訪問看護利用者へのアセスメントとケア方法を開発することである。2022年度は、主に神経認知機能障害を改善するための認知機能訓練プログラムを検討した。先行研究において,統合失調症向けの認知矯正療法(CRT)プログラムがターゲットとした認知機能領域は,記憶機能,遂行機能,注意機能で,方法は2週間に1回60分の訓練であった.したがって,これらの認知機能領域を訓練する紙と鉛筆によるドリル形式である「コグトレ(宮口,2015)」の一部を活用して、認知機能訓練プログラムを考案した.「コグトレ」は,高齢者の認知症予防,高次脳機能障害の認知機能リハビリテーションに利用可能とされている.本研究の認知機能訓練(訓練)では,記憶機能,遂行機能,注意機能の3領域を対象とすることから,「コグトレ」のうち,それらの認知機能領域をくみあわせ,訪問看護時間を1週~2週に1回60分と想定し,1回45分程度の訓練を12回分作成した.したがって,訓練は研究参加者1人に最短3か月,最長半年を要する.訓練1回分には複数の課題があり,難易度や順番,記憶する方略等が設定されている.
神経認知機能障害のアセスメントは,認知機能検査バッテリーであるThe Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia Japanese version(BACS-J)を予定している。
2022年度は,認知機能障害を有する統合失調症をもつ者へ訓練を試用、訓練前後の認知機能の改善状況と,実行可能性で検討し,訓練の改善をする予定であった.コロナ禍のため、研究参加者を募るのが難しく、認知機能訓練プログラムの作成と、BACS-Jの使用許諾と使用訓練をするにとどまっている。今後は、研究参加者を募り、試用への評価を実施してく予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] University of Washington/School of Nursing(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      University of Washington/School of Nursing

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公開日: 2023-12-25   更新日: 2024-12-25  

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