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2023 年度 研究成果報告書

都市部と農漁村部における地域力を活かした「近助」ケアシステムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10586
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関名桜大学

研究代表者

安仁屋 優子  名桜大学, 健康科学部, 助教 (60756998)

研究分担者 卯田 卓矢  名桜大学, 国際学部, 上級准教授 (20780159)
下地 幸子 (シモジユキコ)  名桜大学, 健康科学部, 准教授 (50804639)
島田 友子  名桜大学, 健康科学部, 教授 (80196485)
佐久川 政吉  沖縄県立看護大学, 看護学部, 教授 (80326503)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード地域力 / 近助 / 高齢者ケア / 伝統文化 / 小地域
研究成果の概要

本研究の目的は、沖縄県の小地域における地域の特性と地域力を把握し地域特性の活用方法を明らかにすることであった。農漁村B集落の文化を基盤とした地域力を明らかにし、今後の近助ケアシステムづくりへの示唆を得るため地域行事や祭事に参加し参与観察を行った。B集落の住民は、お互いを気にかけ支援の必要な高齢者を見守り我が事としての支え合い:インフォーマル・サポートの基盤がみられた。
さらに、120年以上の歴史を有する伝統文化“豊年祭”は、若者世代の地域への思いを育み、豊かな社会資源を有していた。以上の事からB集落は、文化的基盤に基づいた、小さな集落でも支えあい生きていける地域力があることが示唆された。

自由記述の分野

高齢者看護学 地域在宅看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、小地域における多世代間の絆と地縁:近助が文化的基盤から強化されていることを明らかにした。小地域におけるインフォーマル・サポートの基盤や、公民館・民生委員による支援体制は類似する他地域へのモデルと成り得ること、また地域ごとの特徴や強みを活かし発展可能な方法論を示すことができたことは、社会的意義として重要な成果である。
本研究の成果は、地域力を活かした「近助」ケアシステムの構築に向けた実践的・理論的な知見を示すことができ、小地域の持続可能な発展に寄与する重要なものだと考える。

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公開日: 2025-01-30  

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