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2023 年度 研究成果報告書

精神障害を持つ母親の育児破綻予防を目指す育児能力形成のための看護援助モデルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10609
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
研究機関群馬県立県民健康科学大学

研究代表者

大澤 真奈美  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (50331335)

研究分担者 嶋澤 順子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (00331348)
斉藤 基  群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 教授 (30258884)
田村 須賀子  富山大学, 学術研究部医学系, 教授 (50262514)
上野 まり  自治医科大学, 看護学部, 教授 (50323407)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード精神障害 / 母親 / 育児 / 看護援助 / 虐待予防
研究成果の概要

精神障害を持つ母親の育児破綻を予防する看護援助モデルを開発するため、看護職計10名に対し、支援経過を半構造化面接により聞き取った。カテゴリ化により7つの看護援助【母親の状態を総合的に把握し支援が必要なケースを判断する】【疾患の状況を考慮し症状がコントロールできるように服薬や受診を促す】【母親自身が自分の特性を理解できるようにかかわる】【育児に対する母親の困りごとを解消できるように対応する】【母親の思いや希望に寄り添い継続的につながる】【困った時に助けを求められたり状況の変化に気づき迅速に対応できる体制を整える】【多職種で支援の方法や内容を検討したり関係機関との連携を図る】が構造化された。

自由記述の分野

公衆衛生看護 精神科看護

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果の学術的意義は、第1に精神障害を持つ母親という特性に合わせた育児能力形成のための看護援助モデルを開発した点にある。本研究で明らかにした看護援助モデルの活用により、母親が治療により精神疾患の病状をコントロールしながら、自らの手で育児できる可能性が拡がり、母子のWell-beingに繋がる。第2に精神障害を持つ母親の育児を身近な立場から支えるために、市町村保健師や精神科訪問看護師がともに活用できる実践方法を開発した点にある。熟練した保健師や精神科訪問看護師等に限らず、新任期の看護職を含めて母親との関わりに躊躇することなく、長期的な育児を支えることが可能となる。

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公開日: 2025-01-30  

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