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2021 年度 研究成果報告書

温熱プレコンディショニングによるシスプラチン誘発性腎障害軽減の機序解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10699
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関熊本保健科学大学

研究代表者

岩下 佳弘  熊本保健科学大学, 保健科学部, 准教授 (70623510)

研究分担者 飯山 準一  熊本保健科学大学, 保健科学部, 教授 (00398299)
桑原 孝成  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (00393356)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワードシスプラチン / 温熱プレコンディショニング / TRPV4 / Hsp
研究成果の概要

本研究において、温和な温熱刺激の受容にTRPV4チャネルの関与が示唆された。免疫細胞や炎症性サイトカイン発現経路を介したMSTP作用経路にTRPV4チャネルが関与する可能性も考えられたが,MSTPの腎保護効果へのTRPV4チャネルの明確な関与を示すことはできなかった。しかしながら,TRPV4チャネルの阻害剤はMSTPなしの場合でも腎保護効果を示したことから,TRPV4チャネルの阻害はシスプラチン腎症に対して保護効果を持つことが示された。

自由記述の分野

内部障害系理学療法学

研究成果の学術的意義や社会的意義

抗がん剤であるシスプラチンは高い抗がん作用を有する一方で、濃度依存性に急性腎不全を呈する。我々の研究で示した結果は身近な温熱をシスプラチン投与による腎障害の予防・軽減に役立てられる可能性がある。卑近な温熱刺激の効果的な利用方法を確立できれば、シスプラチン治療においてより患者の安全性を高めるための一助になると考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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