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2022 年度 研究成果報告書

低出力超音波療法が筋再生に及ぼす影響とその作用機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K10756
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関北里大学

研究代表者

坂本 美喜  北里大学, 医療衛生学部, 講師 (40365177)

研究分担者 只野 ちがや  東邦大学, 医学部, 講師 (40261094)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードリハビリテーション / 物理療法 / 筋再生
研究成果の概要

骨格筋は再生可能な組織であるが、重度な筋損傷をうけると再生が遅延し運動機能が低下する。低出力超音波療法(LIPUS)は、機械的刺激を加えることにより創傷治癒促進を図る治療法である。筋損傷に対しては実施条件が様々であるが、一定の効果が示されていない。そこで本研究では、筋損傷に対するLIPUSの有効性について、動物を用いて検討した。LIPUS照射条件は、先行研究より高く設定した。その結果、損傷7日後のLIPUS照射群で筋横断面積が大きくなる傾向が見られた。さらに機械的刺激に関与するシグナル伝達分子についても解析したが、LIPUSの有無で差が見られず、作用機序について明らかにできなかった。

自由記述の分野

リハビリテーション

研究成果の学術的意義や社会的意義

筋損傷は、スポーツ外傷や外科的手術後等、多くの疾患に共通する傷害である。骨格筋は、再生能力を有するが重度な損傷では再生が遅れ、筋内に瘢痕組織が残存して運動機能の低下に繋がることから、筋再生を促進する治療が必要となる。本研究では、低出力超音波療法の効果について明らかな所見は示せなかったが、形態的変化が生じる傾向があった。低出力超音波療法は、我々理学療法士が臨床において実施可能な治療であり、使用方法も簡便である。また治療に伴う副作用や合併症もきわめて少ない。今後、適切な実施方法や有効性が示すことが出来れば、薬物療法が困難な対象者も含めて幅広い症例に適用できる治療として、発展するものと考えらえる。

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公開日: 2024-01-30  

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