フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などの再構成可能集積回路では,回路素子の劣化状況がわかれば,その影響を回避した回路構成情報(コンフィグレーション)を合成でき,劣化状況に応じてコンフィグレーションをプログラムし直すことにより高信頼化を実現できる。本研究ではこれを実現するため,(1)高位設計からの劣化テスト機構の組み込み,(2)劣化情報の取得と信頼性の予測,(3)劣化情報を用いた高信頼化合成の3つの項目で研究を行った。これにより,FPGA上での劣化検知機構を提案し,提案機構を用いた劣化情報の取得に関する評価と信頼性予測,劣化情報を用いた回路構成情報の生成法を提案した。
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