近年,IoT環境におけるウエアラブル機器の使用は普及しつつある.本研究はウエアラブル機器自身とそれに複数の接続機器の間の相互認証,ウエアラブル機器とその連携するIoT機器のセキュリティ上の脆弱性に対する安全なセキュリティパッチ更新・管理方式,ユーザのプライバシ保護したトレーサビリティなどの3つの機能を実現するフレームワークおよびその関連サイバーセキュリティ技術を提案した.また,ウエアラブル機器だけに止まらず,AI技術とブロックチェンを導入してIoT機器全般の利活用の情報基盤向けのセキュリティ要件の強化手法を示した.さらにそのデータの二次利用する際のプライバシ保護の強化技術の研究も行なった.
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