研究では,超音波測距センサを用いて,計測の不能化や計測値の改ざんなどの攻撃が可能であることを実証した.これに対して,センシングする超音波の波形処理や時系列情報を用いて攻撃を検知する耐タンパセンシング手法の研究を行った.また,可視光・赤外線イメージセンサを用いたセンサフュージョンの研究・LIDARを用いた自己位置推定や地図作成を行う際の攻撃手法の研究も行い,学会発表等を通じて学術に貢献した. これらの研究成果は,車載応用だけでなく,センサをもちいて周囲の情報を取得し動作を判断するような,さまざまな機器(ロボット等)での応用が期待でき,広範な社会で使用される機器の安全性・信頼性の向上が期待できる.
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