研究課題/領域番号 |
18K11361
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
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研究機関 | 津田塾大学 |
研究代表者 |
杉村 大輔 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (10712052)
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研究分担者 |
浜本 隆之 東京理科大学, 工学部電気工学科, 教授 (10297624)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 知覚情報処理 / 画像認識 |
研究成果の概要 |
観測された人物が「誰か」を識別する,人物照合技術について検討する.従来手法は,人物個人の色情報や形状特徴を用いて照合している.しかしながら,人物個人から抽出できる情報は限定的であり,照性能の向上には限界がある.また,照合対象人数が増大した場合,照合性能低下を引き起こす.本研究課題では,集団・個人の階層的照合手法を検討する.集団の情報を解析することができれば,集団に関する特徴量を利用することができる.さらに,集団を照合できれば,この中から個人を照合すれば良いため,照合対象者の数を限定することができる.このような階層的照合アプローチに基づき,複数カメラ間人物照合,個人認証技術の開発を行う.
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自由記述の分野 |
画像認識
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
映像からの人物照合技術の高度化は,安心・安全な社会環境の実現において必要不可欠である.人物個人だけでなく集団の情報を照合に活用する観点は,これまでの従来技術にないものである.また,集団・個人の階層的認識は,照合対象の増大に伴う性能低下という当該分野の本質的な課題の解決を試みる独創的なアプローチである.このように,本研究課題で検討および開発した技術は,当該分野にインパクトを与えるものであると考える.
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