研究課題/領域番号 |
18K11425
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61030:知能情報学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
山肩 洋子 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 准教授 (60423018)
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研究分担者 |
山崎 俊彦 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授 (70376599)
今堀 慎治 中央大学, 理工学部, 教授 (90396789)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 食のAI / 手順文書の意味理解 / 調理支援 / 食事管理アプリケーション |
研究成果の概要 |
本研究はAIの技術により、専門知識を持たない人であっても「ものづくり」を学び、他者に教えることを可能とすることが本研究の目標である。研究代表者が長年か変わってきた調理を題材に、次の3つの課題を行った。1つ目はレシピの意味理解を行う自然言語処理モデルの開発である。これまで和文・英文で作成してきたコーパスを中国語に広げた。また、レシピによって食事を記録・管理するためのスマホアプリRecipeLogの開発に着手した。最後に、レシピの可読性を向上させるため、付加的説明文を自動生成する手法を提案した。以上の成果は、ACM Multimedia 2022を始めとする国内外の会議および学術誌で発表した。
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自由記述の分野 |
マルチメディア情報処理
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
調理や裁縫は特別な教育を受けた一部の専門家だけでなく、多くの一般の人々が家庭内で携わっている「ものづくり」であり、その技術やノウハウの共有を支援することに社会的意義がある。本課題では、ものづくりの手順書であるレシピについて、専門教育を受けていない一般の人が記述すると欠損しがちだが、読者の理解を助ける付加的説明文を自動生成することで、その知識共有を支援する技術を開発した。また、レシピを作成する経験に乏しいユーザであっても、AI技術により簡単に自分のレシピを記録できるアプリRecipeLogは、家庭における「ものづくり」の情報収集およびフィールドワークのツールとして活用が見込まれる。
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