研究課題/領域番号 |
18K11537
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分62010:生命、健康および医療情報学関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
池田 有理 明治大学, 理工学部, 専任准教授 (30371082)
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研究分担者 |
越中谷 賢治 明治大学, 研究・知財戦略機構(生田), 研究推進員 (90806499)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | バイオインフォマティクス / 細胞分子生物学実験 / 膜タンパク質 / 膜貫通領域 / 細胞内局在化経路 / 膜交通 / 糖鎖修飾 / 糖種 |
研究成果の概要 |
本研究課題ではI型・II型膜タンパク質のシグナルペプチド・膜貫通領域・シグナルアンカーの配列解析から細胞内局在化の各段階における局在性決定要因を以下7つの課題を通して考察した。1) シグナルペプチドおよびシグナルアンカー周辺配列の特徴抽出、2) II型膜タンパク質シグナルアンカーとGFPの融合タンパク質の細胞内局在性観察、3) II型膜タンパク質の細胞膜局在化における認識・仕分け機構の調査、4) 膜貫通領域アラインメント方法の改良、5) ゴルジ内局在化機構解明のための膜貫通領域特徴抽出、6) 小胞体逆輸送タンパク質の膜貫通領域の役割、7) 糖タンパク質の細胞内局在経路と糖鎖修飾の糖種との関係
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自由記述の分野 |
生命情報科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では、正確な細胞内局在予測が困難であった膜タンパク質に特化して、バイオインフォマティクスと検証実験の組合せによって細胞内局在化要因を段階的に明らかにした。また膜タンパク質のアミノ酸配列をもとに、細胞内局在化経路だけなく、修飾を受けている糖の種類を予測することも可能となった。本研究課題の知見から得られる、細胞内の任意の位置へ膜タンパク質を確実に送達する工学的技術は、遺伝子治療や分子マーカー、DDS、農作物品種改良など、医療・創薬分野をはじめ、農学分野にも応用可能である。
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